[コメント] ワーキング・ガール(1988/米)
コトバそのものより、その発し方がメチャメチャツボにハマりました。マイク・ニコルズの演出が冴えたのか、皆、楽しそうに演じている感じで、コトバにちゃんと生命力があります。万年ラジー賞候補のグリフィスですが、僕は結構好きです。
それに……
グリフィスのワサワサなブロンドから"serious"ヘアーへの変身や『ブリジット・ジョーンズの日記』顔負けのお肉の付き具合とか、
ウィーバーのゴリラ人形(『愛は霧の彼方に』?)とアンディ・ウォーホルの『マリリン』まがいの自身のコラージュとか、
フォードの着替えに拍手とか、パーティー会場でのダンスとか、
ボールドウィンのバースデイ・プレゼントやいかにもパープリンな恋人とか、
カメオ出演のデュカキスの人事部とか、
売れない頃のケビン・スペイシー発見とか、
自由の女神とか、
カーリ・サイモンの"Let the River Run"とか、
エレベーター内での逆転一発勝負とか……
コメンテーターの皆さん仰る通り、いたってフツーの映画だと思うし(ましてや、マイク・ニコルズ監督にとっては凡作)、自分でも不思議なんですが、初見から10年以上も経つのに、目を閉じ、この映画に思いを馳せると、そんな愛いシーンや愛いコトバが次から次へと蘇ってくるんです。
思うに『プリティー・ウーマン』なんかより、よっぽど、"誠実"なシンデレラ・ストーリーじゃないかあ(*注)。大体、主人公の年齢が30歳って設定とたいして美人じゃないのがイカしてます。少なくとも、ウーピー・ゴールドバーグの『チャンス』より評価が低いのは、個人的に納得いかないッス。
自分でもワケわかんないけど、大好きです!★いつつ〜!…はぁ〜楽になった。
*注:そう言えば"working girl"っていわゆる「街の女」の隠語ですしね。
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と思ったけど、他の★5作品との兼ね合いを考えると、自分でも違和感を感じるので、一個下げとく。
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