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[コメント] 二人の銀座(1967/日)

初っぱなの和泉雅子山内賢の出会いシーンに安直な恋愛ドラマを覚悟するも、どうしてどうして“楽譜”を狂言回しにした新進作曲家の失踪の謎を探るサスペンス劇をベースにプロとアマ、創作と著作、利権と権謀をめぐる葛藤劇へ発展する才賀明脚本がいい。
ぽんしゅう

軽快なビートと食い気味の永六輔の歌詞と舌足らずな和泉の歌唱の「二人の銀座」がしばらく耳から離れなくなる。

オープニングのモノクロのタイトルバック演出がカッコいい。本編はカラーになるのだろうと見ていたら、1967年製作のアイドル映画にも関わらずそのままモノクロだったのにはちょっと驚いた。Webの映画データベースのなかには「79分/カラー」との表記も見かけるのだが別バージョンも存在するのだろうか。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)水那岐[*] 寒山拾得[*]

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