[コメント] ウエスト・サイド・ストーリー(2021/米)
作劇構成はほぼ同じでありながら、’61年版が軽快な寓話性を帯びていたのに対して、こちらはリアリティを追求した分やや生々しくなった印象。
一方で、スケールは増している。ダンスパーティでの「マンボ」や、街に繰り出しての「アメリカ」でのモブシーンの迫力!
凄いと思ったのは、マリアとトニーが、ダンスパーティで互いを見初める件りの表現。多くの人物が踊り動く中、見つめ合う2人だけの視線が文字通り光線で輝き浮かび上がる。
’61年版とのキャストの比較でいうと、マリアは互角、トニーはどっちもイマイチ、アニータはどちらも素晴らしい。リフ役マイク・ファイストは最初は線が細いなと思ったが、だんだんカッコよく見えてくる。ベルナルドは、やはり’61年版チャキリスのイメージが強すぎて、デヴィッド・アルヴァレスも悪くないんだがちょっとごっつすぎる。ボクサーとしてのリアリティはあるのだが。アイスはone of themに埋没してしまったね。
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