[コメント] ベイビー・ブローカー(2022/韓国)
「赤ちゃんポスト」を巡る物語に真実味を感じず、途中まで「韓国映画だなぁ」とグダグダ観ていたが、後半ジワジワと「是枝映画」の本性を現してきた。終盤は韓国映画には無い感覚が訪れ、感服した。☆3.9点。
わたし的には俳優賞はソン=ガンホというよりペ=ドゥナ。物語が何者か(神=監督)に支配されている感覚はペドロ=アルモドバルなのだが、後半の「静けさ」と「優しさ」が日本人のわたしによく馴染むのだ。韓国を舞台にした映画だからこその「乾き」と、この「滑らかさ」。これが国際合作の妙というものなのだろうか。
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