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[コメント] アフター・ヤン(2021/米)

オリジナルはAlexander Weinsteinの短編「Saying Goodbye to Yang」。こちらは修復不可能になったヤンを埋葬して別れを告げるという結末で、偏見や命についてを主題にしていたが、本作はヤンの記憶を覗くことで人とロボットとの関係性や生き方を表現している。
jollyjoker

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まずその家族関係の未来的な在り方。 昨今の差別的問題を排除するハリウッドの意向もあるのだろうが、

夫は白人。 妻はアフリカ系。 子どもはアジア系。 AIは子どものためのアジア系。

さらにダンスバトルシーンでの家族状況が面白い。 性別・年齢・人種など多種多様な在り方がすでに確立しているという設定である一方、隣人たちとの関係もつかず離れずうわべの関係を維持している。

何より、ジェイクコリン・ファレルの店にクレームをつけに来る女性客のシーンが印象的だ。 本来「お茶」は適温のお湯を茶葉にそそぎ、茶葉が開き旨味が浸出するものがおいしいとされているが、女性客は粉末状のものを欲している。「手軽さ」である。

監督はこれをAIと比較して本末転倒であるということを揶揄しているのではないか。「養女」、「教育のための兄弟の購入」、「代替品」。短いシーンではなるが、ジェイクの落胆、その後のストーリーの軸となる「生き方」のヒントになるのだろう。

監督コゴナダは前作でも親子関係を描いていたし、小津野田高梧の影響を感じる撮影も落ち着いており、今後ますます期待したい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)けにろん[*] ぽんしゅう[*] ゑぎ[*]

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