[コメント] 月(2023/日) - 更新順 (1/1) -
殺戮者に対する考察も介護を巡る言及も及び腰で、これなら宮沢りえに突きつけられた指摘はそのままに映画の作り手に跳ね返る。毒をもって毒を制するくらいの開き直りが欲しかった。申し訳ないが小説家の再生譚など取り上げた問題と比重が違いすぎるのだ。 (けにろん) | [投票(1)] | |
施設職員(二階堂ふみ)が洋子(宮沢りえ)に突き付けた、人はみんな目のまえの不快なものを見ないようにして生きているという指摘が、社会といった曖昧な集団ではなく「個々人」に向けて放たれたとき、私はその抜き身の“暴言”の正しさにぐうの音もでない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |