[コメント] 告発の行方(1988/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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司法が介入するのはどうかなあというのが、率直な感想であった。(まあ、自分に都合のいいように解釈しただけ、かもしれないが)
目の前で犯罪が行われているとき、その犯罪に「一般人」がどういう態度を取るべきか、普段は考えていても、いざそれが現実となるとどうだろうか?そしてそういう問題が、司法の場に持ち出される!?
これを、映画としてのストーリー展開としてとらえれば、法廷サスペンスものとして、ありうるような気はしないでもないし、その限りではよくできていると思う。
しかし、この映画のような結末は現実にはどうかなあと思う。これが司法判断云々ではなく、一人の人間としての、生き方、態度を問いかけるような形なら、違った感想があったかもしれない。
しかし、それもなんだかんだいっても、現実には優位にある男性としての立場からの、感想にすぎないのかもしれない。
真夏の蒸し暑い夜、少しでも風を通して涼しくしようと、私はよく、パンツ一枚で、窓も玄関も全部開け放したままで寝ている。もちろん部屋には金目のものや、盗まれて困るものはほとんど置いてない。(部屋においてある物で一番高いものは、使い古したノートPCくらいかなあ)
それに、どう考えたって私がレイプされる可能性はゼロみたいなものだから。私が女性だったら、こんなことはまずできないだろうし、仮に女性が同じことをやって万が一、性的犯罪の被害にあったら、世間はなんというだろうか?
そういう意味では、意外に難しい問いかけをされた映画、である。
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