[コメント] ゴッドファーザーPARTIII(1990/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
マーロン・ブランド演じるビトー・コルレオーネはことあるごとに言った。
「ファミリーは幸せか?」
パート1のオープニング。ファミリーの幸せを祝い、ファミリーの頼みに応じるゴッドファーザー。ドン、ビトー・コルレオーネ。長男のソニーを失いながらも、老後、孫と戯れ、死んでいく(※)。最後までファミリーに囲まれて。
図らずもドンの跡を継ぐマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)。
もちろんマイケルもファミリーの幸せを願う。勢力は順調に伸び、カジノからは手を引き、コングロマリット企業へと(色んな意味でいささか無理はあるが・・・)。全てはファミリーのためだ。
時代がそうさせたとはいえ、兄のフレドを殺し、妻を裏切った事実は、常にマイケルを悩ませる。ビトーの時代より一層複雑になっているにも関わらず、ダーティーな世界から足を洗おうとする、マイケル。
「上に行けば綺麗な世界があると思っていた」
「しかし上に行けば行くほど汚れていたんだ」
全てはファミリーのため。
しかし誰に看取られることもなく、一人、死んでいく(※)、マイケル。
果たしてファミリーは幸せだったのだろうか?
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※ 「ドンは撃たれては(射殺されては)ならない」という信念が貫徹されていて泣きそうになったよ・・・。
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さらに言い足したいこと
一、パート1でマイケルと結婚したシシリー娘が車を爆破されて死ななかったなら、案外ファミリーは幸せになったのではないかと、見る度に考えてしまう。
一、ロバート・デュバル演じるトム・ヘーゲンが出てないのは酷い。
一、クレメンザフェチの自分的にはクレメンザがいないのも酷い。
一、コッポラの娘は演技云々以前に口元が父親に似すぎていて気持ち悪い。撃たれる直前のシーンでも「おいおい、お前のせいでマイケルが撃たれちゃうじゃないか〜」と憎さ百倍な役柄。はっきり言って嫌い。
一、アンディ・ガルシアもやっぱり嫌い。
一、3、そんなに悪くないと思うよ。
一、どれが一番かと言えば断然パート1なんだんだけどね・・・。
一、読んでくれてありがと。
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