[コメント] ミッシング(2024/日)
娘がいなくなったことに対する不安と絶望と後悔、そして誹謗と中傷にさらされ、衰弱していく母親の姿を、時に鬼気迫る様相で演じた石原さとみがあまりに生々しく、圧倒される。
母親だけでなく父親を演じた青木崇高も現実味があり、TV局記者を演じた中村倫也も良かった。
過激に走らず、人々の無関心とちょっとした悪意に傷つきながら、それでも、必死というよりも、居ても立ってもいられない姿と、その姿に接して苦悩する有様がひしひしと伝わってくる。
事件はけして簡単には解決しないが、それでも生きていこう、暮らしていこう、世の中は嫌になるようなことばかりではないですよ、という控えめなメッセージが、確かに感じられ、心に響いた一本だった。
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