[コメント] 侍タイムスリッパー(2024/日)
所々、くさいところや役者が今イチなところもあるのだが、それらをすべて吹き飛ばす最初と最後の殺陣の迫力には瞠目する。それに時代劇への思い入れ、愛情がたっぷりと感じられるのは良い。
オープニングの殺陣は短いながら、それなりにしっかりと魅せるのも良い。
何より最後の殺陣の迫力は相当なもので、今ではめったにお目にかかれないだけの、しびれるような緊張感を伴って、本作のグレードを一気に引上げたと言ってもいいと思う。
あと、意外と時代の移り変わりと、それに対する人の哀愁を感じさせるのも良い。時代が変わったからと言って、人の心情がそんなに都合よくは変わらない。
当たり前のことではあるが、その中で折り合いをつけて生きていく、その真摯な姿勢は心に響くものがあった。
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