[コメント] ピアニストを撃て(1960/仏)
今すぐお蔵入りにして「幻の逸品」とすべし!
ヒッチコック大好きトリュフォーが真似するとロクなことにならんというのは定説だが(<どこで?)、本作は最たる例。確かに私も戸惑いっぱなしだった。
だが、ここでのコメントを読んで目が覚めた。「珍品」。いやあ珍品ですよ珍品。あるいはバカ映画。 そう思えば、こんな愛すべき話はない(そのわりに3点だが)。
推測するに、ゴダールよろしくB級話で実験的なストーリーテリングを目指したんじゃなかろうか? ところが映像で遊べない生真面目なトリュフォー。単にストーリーが破綻した映画に見えてしまう。
今回、ユーロスペースのトリュフォー特集上映「14の恋の物語」という企画で観たのだが、トリュフォーだからってこういう上映の仕方はやめた方がいい。 「『ピアニストを撃て』って幻の珍品があるらしいんだが、なかなか観られないんだよ」 って方がナンボか価値が上がると思うがね。
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