[コメント] ニュー・シネマ・パラダイス(1988/仏=伊)
印象に残るセリフが多い。特にアルフレードがいずれわかるといったあのセリフの意味を時折考えてしまう。(レビュー追加)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
容態を心配するトトに、寝込んだアルフレードは、言う。
「トトよ。いずれわかると思うが、話すのと黙ってるのは同じことだ。」
彼の言うとおり、後で判ることだが、アルフレードは、あの日、映写室に彼女が来て、トトの将来のために彼を諦めるよう説得したという事実を隠した。
この寝込んだアルフレードの描写に、トトの将来に「黙る」という行為で「積極」的に関与したことに対する、アルフレードの苦悩を感じた。
30年後、アルフレードの深い愛をフィルムとともに体感したトト。
言葉を失った彼の脳裏には、盲目のアルフレードが一枚一枚フィルムをつなぐ姿が浮かんだことだろう。
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完全版より
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