[コメント] 紀ノ川(前編・後編)(1966/日)
時代の要求とともに治水整備は図られても、本流たる紀ノ川の水に変わりがあろうはずもない。同様に、何があろうともブレぬ花(司)という柱と、そこを比較対象として描かれる女系物語の鮮やかさに心地よい撮影と音楽が伴う幸福。
その流れは激しけれども、俯瞰する川の姿は美しく懐かしい趣をたたえる。その姿を認め、娘もまた母となっていく。
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