[コメント] 抵抗〈レジスタンス〉 死刑囚の手記より(1956/仏)
技術的意味で職業俳優でなかったフランソワ・ルテリエのアイ・ランゲージ多用のクローズアップ演技は見事であるが、この時代の占領下フランスが舞台とのエクスキューズなしに成立しない97分の単純作業劇はやはり辛い。ナレーションも変化なき画面を盛り立てるためだけに作用しているかのようだ。生を希求する真摯なる魂を、ここから汲み取ることは出来なかった。
(水那岐)
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