[コメント] レナードの朝(1990/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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awakeningは「目覚め」と同時に、カソリック的には「自分の本質を探り、それに気付く」という意味があって、どうしてそれを知っているかと言えば、私の息子はアメリカのカソリック系の大学の学生で、awakeningのための合宿があって、それの大切な要素であるからと、息子宛ての手紙を書けと大学からメールがあり、プリントアウトできないと困るので頑張って英語で書いた手紙は(ってか、日本語でわが子を誉めるなんてこっぱずかしくてできないけど英語だとなんでできるんでしょうね)、結局、息子の手には渡らず、いったいあの苦労は何?、いや、アメリカにおいては珍しくない話だから別にどうとも思わんが、という経緯があったからです。ちなみに、息子はカソリックは肌に合わないとのこと。私が生んで育てたのだから致し方ありますまい。
awakeningしたのは、言葉そのものの意味ではロバート・デ・ニーロであると同時に、宗教的にはロビン・ウィリアムズだったっていう、そういう映画ですよね。
そして、眠り続けていたレナードが目覚め、恋を知り、また壊れていく過程は『アルジャーノンに花束を』だなと。原作を読んだだけで、映画は観てないのですけどね。
ドクター・セイヤ―は善意の人なのだろうけれど、患者たちはあれで幸せだったのだろうか。 というのが、ストーリーに関する感想。
病人の演出が、レナードもルーシーも演技上手すぎることを含めて、私は苦手かも。よい映画なのだろうけど、好きではないタイプの映画。2点じゃ申し訳ない気がするので+1です。
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