[コメント] 首(1968/日)
戦時の不穏な圧迫感と、弱者の代弁がいつしか強者への反発へと向う暴走すれすれの正木(小林桂樹)のあやうさがモノクロ・スタンダードの狭苦しい画角から吹き出すように迫ってくる。倫理と合理と使命と正義と狂気が未整理のまま提示される混沌のパワフルなこと。
(ぽんしゅう)
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