[コメント] 男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971/日)
ああ、この兄妹はこんな風に生きて来たのだと分かった1作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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酔っ払った寅とテキ屋仲間の前で、寅はさくらに歌を歌えと強要する―酒の勢いで言った悪ふざけだったがさくらは歌う、「カラス何故なくの〜」「母さんが夜なべをして〜」・・・
私は絶対歌わないと思ったのだが―。
兄はいつも何があっても妹を守って来た。妹はいつも何があっても兄だけを信じて来た。いつか昔にさくらは“私だけは何があっても一生お兄ちゃんの味方でいる”と誓った日があったのだろう。誰にも分からない二人だけの絆。「喜劇・男はつらいよ」のバックボーンには、こんな哀しい、いやいや強い兄妹の想いがあったのだ。
ファンの方には今更何を、と言われそうだが、今迄何となくゲラゲラ笑って何作か観て来た私は初めてファンになりました。
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