[コメント] グランド・ホテル(1932/米)
1930年後半のドナルドダックの短編に「ドナルドのサイン狂」という話がある。この話はドナルドがハリウッドの映画会社を訪れてサインをねだるという話だ。何度も何度も警備員に追いかけられまわされるのだが、ある少女の一声で場は一転する。
「あの人を離して!ドナルドダックよ!」
その言葉を聞き、スターといわれるスターが洪水のように押し寄せてくる。
という、まあありがちなオチなのであるが、この映画は映画ファンは必見で、ありとあらゆる俳優がオンパレードで出てくる。先述のある少女とは、何を隠そうシャーリー・テンプルである。
前置きが長すぎたが、そのアニメの一番初めに出てくるのが、グレタ・ガルボであるのだ。以前、まだ私がガルボを知らないとき、このアニメを見て、ガルボをすさまじきブスなババアととらえていた。恐ろしさも感じていた。時は過ぎてやっと映像として出会い、私のイメージは革命的に一転。驚きと共にアメリカ人の絵のへたくそさに気付いた。アニメの威力に翻弄された私は恥であった。でもあるひとつのことがわかった。1930年後半当時、アニメの最初に出てくる女性であるグレタ・ガルボは老若男女に圧倒的支持を受けていたことが、手にとるようにわかった。そこらの評論家が言うような直接的なことからではなく、目で感じ取ることから間接的に実感できた。白黒のミッキー時代に、「ミッキーの名優オンパレード」という話があるのだが、そこにもグレタ・ガルボが登場している。ディズニーがファンであるからかもしれないが、そういう点から考えて、ガルボの人気はすさまじいものであったことが考えられる。ああすごい!
お願い:
サイン狂の話には、始めはガルボやミッキー・ルーニー、ソニア・へニー、リッツ・ブラザース、シャーリー・テンプルと出てくるが、その後滝のように俳優が出てくる。この俳優群の一人一人をどうにか明確にしたいのである。だれか協力をしてください。今のところはっきりわかるのは、クラーク・ゲーブル、マルクス兄弟ぐらいしかいない。だれかお助けを!
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。