[コメント] 髪結いの亭主(1990/仏)
新しい作品だが名作の威厳がある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
客の髪をシャンプーする指が非常にエロティック。
あの床屋は2人にとって船、聖域、小宇宙。やんわりとした陽光が降り注ぐ暖かな感じの一室は2人の愛の象徴であり、2人は床屋と一体化している。
ラストの妻の行動も作品のバランスを崩していない。
ただ気になるのは妻が床屋以外の場所で自殺した点。彼女は夫婦とは無関係なところへ逃げたわけであり、究極の愛を表現するのだったら床屋=絆の内部で自殺させるべきだっただろう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。