[コメント] ショート・カッツ(1993/米)
ロバート・アルトマン、好き。レイモンド・カーバー、好き。なので、ゆっくりと百まで数え、頭の中をを一旦リセットしてから鑑賞。そしたら、素直に楽しめました。たしかに、カーバーの原作そのものを……
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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……そのままに! と期待して見てしまったら、たしかにガッカリするかもしれない。でも、あれだけ多くのストーリーをきっちり(決して精緻ではないにしても)と編み上げたのは見事! ケーキ屋につめよったり、ドキドキしながらDPEの袋を交換したり、という場面の人情の機微は、ブラックだけれども共感できるものだったと思う。
しかし、ラストの大団円ならぬカタストロフィーは、ドリフ大爆笑? 彼の地との文化や感覚のギャップを感じることとなった。日本映画であの規模の地震が起こっても、あのような狂言回し的役割はできなかったと思う。日本における地震は、ドリフの金たらい的日常か、さもなくば震災級の大災害になってしまうだろうから、あのように象徴的な意味合いは持ちにくいだろう。
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