[コメント] 海と毒薬(1986/日)
まず熊井監督以下、この作品製作実現に向けて尽力した方々に敬意を表したい。死が日常となっていた太平洋戦争末期に、医学のそのおける現状を描く事によって、逆に生命の尊厳の希薄を浮かび上がらせた作品。私は医学というものそのものの本質は今日も変わってはいないと思い、恐ろしくも悲しくも、人は魂はあれど一個の「モノ」なのだと、そう感じさせて己のちっぽけさに悲しくなってしまった。
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