[コメント] 八甲田山(1977/日)
風雪と組織と人間の話のはずだが、人間の話はすっぽり抜け落ちて、風雪の中をただ彷徨うだけの可哀そうな兵隊さんの話に終始する。雪はいくら撮っても雪でしかない。雪中行軍隊よりも先に、監督筆頭に撮影隊が冬の八甲田ではしゃぎ過ぎて行く手を見失ったようだ。
(ぽんしゅう)
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