[コメント] バスキア(1996/米)
なるほど、彼らは生まれながらにして黄金の冠を戴いた王子と戯れていたのだな。でもそれは、随分と退屈だったり、怒りをかきたてられたり、淋しい思いをさせられる出会いだったのだろう。
バスキアは王子というよりは天使だったように思う。無邪気で、奔放で、気まぐれで残酷。そういう彼に見合う相手というのはなかなかいないものだ。D・ボウイの演じたウォーホールなどは数少ない天才だったから、そんな彼を包容してやる余裕があったのかもしれないが。
天才は遠きにありて想うもの。近くに寄れば尿かけらるる。お粗末。
(付記)何をトチ狂ったか吹き替え版を借りてしまいました。ボウイがオカマ声のときの野沢那智・・・うぬぬぬぬ。
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