[コメント] ドゥ・ザ・ライト・シング(1989/米)
ユーモアまでも相対化する怜悧な写実に圧倒される。誠に優れた芸術は全て疑問の提示、矛盾をさらけ出す姿勢に共感する。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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愉しげな群像劇が脈絡をもって暗転する理知的な展開が素晴らしい。黒人コミューンでも自虐だなどと云う奴はいるのだろうが、そんな連中は放っておけと云わんばかりの曝け出し具合が頼もしい。いま描写すべきは昔のドンパチではなく、現代における商店の襲撃と村八分である。本邦でこれができるのは、やはり温田、熊切らだろう。頑張れと云いたい。
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