[コメント] トラック野郎 熱風5000キロ(1979/日)
マンネリ化を避ける狙いか「材木トラック」なんて目の付け所がスゴい。それに絡む物語が、満州開拓義勇軍とか北海道開拓村とか奥行きがあるようなないような、まとまっているようでいないようなドラマになっているが、その努力は買いたい。また二宮さよ子の熱演も買って4点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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そして挿入曲が頗る良い。「酋長の娘」(大正14年作)は別にして、サワリだけだがタイトルバックの「小諸馬子唄」「木曾節」飲み比べのコミカル数え歌唄「1つ日雇いその日が頼り、2つ船方大漁が頼り・・・」(タイトルは分からない)が面白い。
ヒロインの小野みゆきが浜辺で歌う−このシーンを撮りたい為にこの作品を作ったのではないかと思わせる程決まっているシーンの−曲(タイトルは分からないが「いづくの(何処の)」とか「はかしょ(墓所)」とかの言葉があり、これも大正か?いわゆる俗歌になるのだろう)が哀切だ。
ともう1つ(右京さんではないが)この俗歌が冠二郎「旅の終りに」('77年作)と酷似しているということを指摘しておきたい。共に佳曲だ。
最後にもう1つ、いいですか。・・・そう言えば、富山、魚津のスナック「サロメ」−裏町の場末に実際あったような記憶が、記憶が・・・。私、元富山県人です。
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