[コメント] バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985/米)
この映画は確かに面白い。最大級に面白い。しかしその面白さのどれもが映画でしか出来ない、といったものではないのも確かなのである。こういう映画こそ貧しい映画なのだと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ペプシ・フリーやカルバン・クラインや「副大統領がジェリー・ルイスでファースト・レディがジェーン・ワイマン」という件やチャック・ベリーやビン詰めコークの開け方のギャグが判らない、あるいはヴァン・ヘイレンやダース・ベイダーのギャグが判らない人にとって、この映画は面白い映画なのだろうか。映画においてこういうスノビズムなど全く不要ではないか。こういうスノビズムで映画を支えるのは間違っているのではないか。マーティが一曲(ジョニー・B・グッド)でギターの演奏史を表現するシークエンスが無かったとしたら、この映画をこれ程面白く見れなかっただろう。
20世紀の文化を全く理解しない22世紀の映画ファン、未来の映画ファンをも唸らせることを志向すべきではないだろうか。
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