[コメント] ゴジラ対メガロ(1973/日)
最低だが、ある意味最高。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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やはり見どころは巨大化するジェットジャガーに尽きる。巨大化した理由として考えられるのは「実は巨大化できるスイッチがあった」か「夢だった」のどちらかしかない。となれば後者として見るのが正しい見方だろう。おそらく主人公たちは、メガロによって飛ばされたトラックのコンテナの中で全員死んでいたのだ。主人公の一人である少年は、脳死寸前の薄れゆく意識の中で、今までの記憶が走馬灯のように再構築された夢を見たのだ。だから過去に使われたフイルムの使い回しは、そんな脳の作用を現す演出だったのだ。(死ぬ以前にも使い回しはあったが、それは死の予見を意味していた)最後の決戦がプロレスっぽいのも、すでに見た記憶(たぶんプロレス好きだった)がミックスされた映像だったのだ。
ってゆうか、この映画そのものが瀕死の状態であり、脳死寸前の夢とも言える。ここまでくれば滅びの美学すら感じるほど面白い映画。
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