[コメント] マッチ工場の少女(1990/フィンランド)
カウリスマキが世界に対して仕込んだ毒針のような映画。というのも、カウリスマキはきっと、怒ってもナイフや銃を振り回したりはせずに、黙って毒針を仕込むだろうから。(03.05.28@梅田ガーデンシネマ)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『浮き雲』や『過去のない男』を観ていると忘れてしまいそうになる、アキ・カウリスマキの心の奥底に燃え続ける静かな怒りの炎。
イリスは女囚さそりこと松島ナミ以上にクールな復讐者だ。警察に引っ立てられていく彼女の決然たる背中ときたらどうだ。その勢いで世界中をダチュラのように滅ぼしてしまえばいいと思う。
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