[コメント] 卒業旅行 ニホンから来ました(1993/日)
衝撃的笑劇。タイを知っている人なら3倍笑える。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
チトワンとは明らかにタイ。なぜなら話す言語がタイ語だからだ。考古学おたくの織田が最初に訪れる遺跡はアユタヤと思われる。
織田扮するアイドル「一発太郎」のリサイタル会場で、ファンであるタイ人が「イッパトゥー!」と歓声をあげる。この発音でまず笑う。リサイタルの司会者が「イッパトゥ・タァァロッ」と紹介すると更に笑ってしまう。
タイを知っている人向けの微妙な笑いをうまく織り交ぜている。小さなリアルが散乱し、大きな虚構をボカしてくれる。
一色のホンは彼がタイを知り抜いていることを証明している。 その一色の代弁者は鹿賀だ。怪しい役を見事に演じ、ストーリーに芯を作るだけでなく、幾度もの大爆笑を呼び込んでいる。
続編の企画があったが織田と監督の金子の折り合いが悪く、残念ながらボツに…。おかげで続編を匂わせるエンディングも無意味になってしまった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。