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[コメント] 沈黙のジェラシー(1998/米)

こんな嫁姑バトルを見せてどうしろと?異常に嫉妬深い姑、そのバカ息子、そして嫁は略奪愛疑惑!?アメリカ版みのもんた=ジェリー・スプリンガーに相談しなさい。
mize

わざわざReview付で語るほどの映画では絶対ないけど、コメントでは長くなってしまうので。

 映画が始まって一発目のセリフが「去年のクリスマスは○○(←女性名)と帰省したの?」だった。ということは、去年の段階では彼は○○と付き合っていて、しかもグウィネスはそれを知っていたという訳で、なんだか初っぱなから変な詮索をしてしまった。

 彼がグウィネスと付き合ったのが○○と別れた後だとしても、男が前の彼女の話をするときに名前まで出すだろうか。第一、一年前は○○と実家に連れ帰ったかもしれないほど深い付き合いをしていた訳で、別れたのはおそらく今年に入ってから。そして年末にはもうグウィネスを実家に連れて帰ろうとしている…あり得なくはないけど、なんだかおかしい。おそらく、グウィネスはその○○から略奪したのではないだろうか?ヒロインの性格からしても、男の性格からしても、なんだかすごくあり得る展開に感じるのだが…。

 そんな事は本編においては全くどうでもいい事なのだが、ならどうしてそんな余計なセリフを入れたのだろう?話が始まる前から、なんかイヤなカップルっぽいな〜と眉をしかめてしまった。果たしてホントにイヤなカップルだったんだけど。

 本編についても、嫁グウィネスが姑にキレるタイミングが早すぎる。せめてもう少し耐えてくれて、観客が「なんでキレないの?こっちはもうブチギレそう!」となってからキレて欲しい。「5歳から人に指図されるのは嫌いなの」と早々に宣戦布告されたら、感情移入するスキもない。あとはただ嫁姑バトルを他人事のように眺めるのみ。

 もしグウィネスの嫁ぎ先がジェシカ・ラングみたいなサイコ姑の家じゃなくても、あの性格ではいずれにせよ激しい嫁姑バトルが巻き起こっていた事は間違いない。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)tredair ナッシュ13[*] takamari[*] Ryu-Zen[*]

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