[コメント] イン&アウト(1997/米)
他の主演男優賞候補作が見たかった...セガールの『沈黙の変態』なんて特に。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ホント、予告編だけで良かった。
つーか、ラストは『いまを生きる』?いつ、生徒が椅子の上に立つかとヒヤヒヤ。いや、『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』?いつ、マット・ディロンorトム・セレックが演説を打つかとヒヤヒヤ。でも、どっちかやってくれれば、もっと楽しめたカモ。
この映画、何が致命的な欠陥かと言えば、ゲイにというより、人間に対する「いつくしみ」が微塵もナイ。喜劇って、その「いつくしみの視線」が一番重要なエッセンスだと、僕は思う。マイノリティーを描きコメディーに昇華しているジョン・ウォーターズとは、根本的にその「いつくしみの視線」が違う。
この映画にあるのは、「らぶえぶりばでー偽善」と「腐れ性善説」と「隠れ偏見(=ステロタイプ)」オンリー。そもそも「カミングアウト」と「嘘の暴露」と同義にするのはイタダケない。ミシマじゃあるまいし、「仮面の告白」もないだろ。
2点でもいいんだけど、こういう類の一見無邪気で無害に思えるおバカフォーマットを取った映画が、実は一番有害であるゆえ、ここは厳罰に処し1点。
ちなみに僕のゲイの友人もバーブラ大嫌いですよ。アタシもサウスパーク的に嫌いだけどおー。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (6 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。