[コメント] あ、春(1998/日)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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嘘といえば、相米慎二の映画は初期の頃から本当に嘘が多かった。いや、映画なんてそもそも嘘の固まりだから、その意味では大胆な嘘が多かったというべきか。例えば本作でも最後病院の霊安所でひよこがかえったりするが、当然のことながらそんなことはあり得ないことである。しかし彼の映画の中ではそれが当たり前であるかのごとく存在感を放つシーンとなっている。またそのシーンの輝きといったら…。
そんな大胆な嘘を目の当たりにして、僕は涙が止まらなかった。こんな愛すべき嘘つき野郎はもう現れないだろうな、と。
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