[コメント] レ・ミゼラブル(1998/英=独=米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
子供のころ何回も何回も読んだ「ああ無情」。 子供向けに書き直されてたけど、ファンティーヌが歯を抜いて売る場面はばっちり描かれていたから、ほんとにびっくりしたこと覚えている。マリウス=革命家。言葉としては知っていたけど、意味は知らない。でも、下水道で、撃たれて逃げる場面があったので、ただならぬこととは理解できた。
時代は、革命直後の混乱期だった模様。ジャン・バルジャンのような子供を作り出してしまった社会に対する怒り、そして、後に、市長となって権力を手にする皮肉。革命。人の愛と正義。完璧な文学入門だった。
あっ。映画のこと書くの忘れた...。
字が読めないので、(歯があったことはおいといて...)ファンティーヌ(ユマ・サーマン)を、にやっとさせたジャン・バルジャン(リーアム・ニーソン)が、字を一生懸命勉強するところに打たれる。
追記1:
たった今、ジャン・バルジャンの最期について、家族間で、ちょっとした論争があったばかりだが、誰も私の言うことを信用しない。 いや、やはり、一度完訳を読んだほうが良かろうということになった。 ところで、小さかった私の妹は当時、「ああ無情」を 「アーム・ジョー」っていう人の名前だと思っていたと白状した。
追記2:
鑑賞後、??これで終わり??と思った人も多かったらしい。 映画の時間は最初から2.5時間と制約があったため、省かなければならなかったエピソードがたくさんあった。 それで、ジャン・バルジャンとジャベールの葛藤を描き出すことに集中したと、監督のビレ・アウグストはちょっぴり残念さをにじませたコメントを残している。
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