[コメント] エクソシスト(1973/米)
子供はわけもなくこういうものに恐怖出来る。何故だろう?
子供の頃は、なにしろ怖がることが出来た。己の知らないセカイに敏感だったのかもしれない。
大人になってこの映画を観て思うのは、その精神戦の凄まじさ。「神」や「悪魔」という言葉が神父と少女の狭間で暗に飛び交い、熾烈な火花を散らす。「神」や「悪魔」が実在するかどうかは、この際問うことは出来ないのだろう。それを問うことは一旦「悪魔」に憑かれてしまった少女を救うことにはならない。肝要なのは、ひたすら己の語る「神」を信じること。この有り様をどう解釈しても、それは解釈に過ぎず、実在をつかむことは出来ない。
キリスト教徒ではない私には、「悪魔」が憑くことはないだろうし、「神」に救われることもないんだろう。
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