[コメント] ガッジョ・ディーロ(1997/仏=ルーマニア)
ミシート!ミシート!ミシート!こんなステキなロマ語を学べたということだけでも、とてつもなくうれしい。シュペール!シュペール!シュペール!なんてステキな「生(せい)」の喜怒哀楽、そして音楽。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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根底に流れる強いメッセージ性に、監督の(当事者としての)真摯な心意気を感じた。ちょっとうざいかなーと思う場面もあったけど、彼の「本気」が画面のいたるところからビシバシ伝わってくる。
ラストシーンの決着の付け方は、本当に素晴らしい。
「なんて俺は馬鹿だったんだ!」
主人公が画面に向かってアップで告げるこの一言は、うっとりと「文化」に酔いしれ幻想にひたるのみになりかねない観客への、監督からの強烈な一撃とさえ思える。
大切なのは表面的な「楽」のみを整理したり記録したりすることではなく、「楽」の魂そのものを理解し、ともに試行錯誤してゆくということなのだろう。
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