[コメント] サード(1978/日)
煮詰まった十代をすごしてしまった人間には共感できる部分が多々あるのではないだろうか。二十年以上も前の作品だがけっして古くはない。
少年院という閉塞した情況で、さらに他の少年とも距離を置いて生活するサード。少年院に入る前の生活が重ね合わされることで、世界にたいする違和感がどうあがいても埋め合わされないものとして描かれる。
しかしそれをテコとして生きていこうとする姿勢が暗示されていることがこの作品を傑作たらしめている。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。