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[コメント] 菊次郎の夏(1999/日)

幼稚園に通ううちの娘が大好きな映画です。この曲が街のどこかでかかると『菊次郎』だ!と叫ぶのです。天使(子供)の白い羽に泣きますよねえ。
chokobo

何度かこの映画を見直すうちに、この映画が北野作品の中で最高傑作ではないかと思うようになった。

その理由はいくつかあるが、映画の途中、子供の母親が別の子供とその父親を見送るシーンのたけしの表情が素晴らしい。この一瞬の表情にこの映画の全てが凝縮されてしまったようだ。この表情、そして自ずから自分の母親を捜しに巡る旅。去来する現実。そして子供。このコントラストを一瞬のして物語る語り口のうまさ。

子供を巡って親(大人)としての自分とその周辺。子供じみた自分と語ることない大人びた子供。そしてその周辺を構築する仲間達。

色々ある。岸本加世子の存在やら、最後の「菊次郎だよ!バカヤロウ」というセリフ。白い羽。何と優しい映画なのだろう。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)kiona[*] 日本晴れ sawa:38[*] 太陽と戦慄

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