[コメント] 知りすぎていた男(1956/米)
観光映画にして音楽映画にして文化映画にしてサスペンス映画。そりゃ欲張りすぎるだろ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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モロッコ編・イングランド編、いずれも観光映画として異国情緒たっぷり。アラビア語フランス語イギリス英語ときて、アメリカ人が微妙に批判されている。冒頭シンバルから伏線バリバリでお洒落に回収されていく様を確認するのも楽しい。
人間性への善意が信じられていて、子供は死なない。悪人は死ぬ。だから最後は悲惨なことにならないので、その安心の上ではらはらドキドキするという贅沢な時間を堪能できる。ある種夢の時間である。良き時代良き映画でした。ただ映画進行の感情的なドライブが、終盤になって、子供をすくえ、から、国王を救え、にあっさりシフトしているのが疑問。まあこっちに精神的な余裕がないんだね。
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