[コメント] ダウンタウン・ヒーローズ(1988/日)
山田洋次、唯一の学園青春ものだと思う。しかし、咲子(石田えり)には妖艶さと一途さにに隠された幼さが、房子(薬師丸ひろこ)には懸命さと恥じらいの奥の悲哀が足りず、右往左往する男どもが浮き足立って、むさ苦しいだけの純情ぶりが空回りするだけ。
当時、薬師丸は24歳。石田にいたっては28歳だ。何故か、山田洋次は劇中の年齢設定より実年齢の高い女優を起用する。近作の『母べえ』にしろ、『たそがれ清兵衛』、『隠し剣 鬼の爪』などもそうだ。特に十代の少女の場合にそれが顕著だ。十代の役に対して、実年齢に近い女優を起用したのは初期の倍賞千恵子と「男はつらいよ」シリーズの後藤久美子ら数人だけのような気がする。
山田は十代の少女というものに興味がなく、どこにも魅力など感じていないのではないかと思ってしまうほどだ。要はロリコンの反対。そうゆう性癖は何て言うんでしょうか?。「年増萌え」ですか?
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