[コメント] 市民ケーン(1941/米)
モデルである新聞王ハースト一族の怒りを買い、圧力で興行的に失敗した作品。けど、例え圧力がなくてもヒットしなかったと思うぞ。 「バラの蕾」について→
僕が聞いた話では、新聞王ハーストが、愛人の“秘部”をそう評していたことを聞いたオーソン・ウェルズが、悪戯半分で映画の中に取り入れたという説。ま、真実は永遠の謎ということで。
周囲の証言が主人公像を形作っていくという脚本。全体にピントが合ったパン・フォーカス撮影。巧みな時間編集モンタージュ。邸宅の屋根をグンと飛び越えるダイナミックな撮影。等など、後の映画に多大な影響を与えた画期的な手法の数々には感服するが、やっぱ面白くないんだよね。オーソン・ウェルズの作品では『黒い罠』がオススメです。
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