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[コメント] コルチャック先生(1990/ポーランド=独)

アンジェイ・ワイダからコルチャック先生に送った、精一杯のプレゼントである、あのシーン。
イライザー7

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実話の中に紛れ込ませた夢。美しいラストシーン。

最初見たとき、何これ、とちょっと思った。みんな、人間としての尊厳を奪われ殺されていったのに、こんなふうに曖昧に終わっていいのか、って。

でも考えると、その死に様を見せたからと言って、何が変わるのか。そうだよね。あれ以上何を描けばいいのか。

コルチャック先生は、どんなに薄汚い死に方でも汚れないはず。美しい霧の中に消えるにふさわしい命なのだから。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)死ぬまでシネマ[*] シーチキン[*]

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