[コメント] コルチャック先生(1990/ポーランド=独)
アンジェイ・ワイダからコルチャック先生に送った、精一杯のプレゼントである、あのシーン。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実話の中に紛れ込ませた夢。美しいラストシーン。
最初見たとき、何これ、とちょっと思った。みんな、人間としての尊厳を奪われ殺されていったのに、こんなふうに曖昧に終わっていいのか、って。
でも考えると、その死に様を見せたからと言って、何が変わるのか。そうだよね。あれ以上何を描けばいいのか。
コルチャック先生は、どんなに薄汚い死に方でも汚れないはず。美しい霧の中に消えるにふさわしい命なのだから。
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