[コメント] アギーレ 神の怒り(1972/独)
その存在が着眼点となって『地獄の黙示録』が生まれたという事実だけとっても価値があると言える作品。
例えば水が、それが陸路であってもそこを沼地と変えて部隊を疲弊させ、またある時には川と姿を変えて大量の死に至らしめる土台となる点や、序盤から延々続く疲弊感漂う旅路に突如として緊張感を与える槍の使い方など、見るべき点は多い。が、あまりにもリアルな疲弊感についていくだけの気力、体力は必要。
ただ、幸運にもラストまで鑑賞しえたのちには、その見事な水上撮影に打ちのめされること必至。映画的には、そこが見られただけでも十分。
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