[コメント] どら平太(2000/日)
脚本がヌル過ぎる。昔の人だってこんな甘い本は書かないよ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「悪の3人トリオ」が弱すぎ。ってか二人はハナから腑抜けだし。 定番の、毒牙にかかって犠牲になる善人も見当たらないので、勧善懲悪の気概がいっこうに盛り上がらない。
クライマックスの対決がどこなのかわからないほどしょぼい。 雁首揃えた3人を目の前にして切らずに説得→大勢の手下相手にご丁寧に延々と峰打ち→残った3人とまたお話し合い。 どーゆーことでしょうか?
悪役がたたっ切られないなら、それに代わるカタルシスを用意して欲しいが、 自分から腹を切る奴、陰謀画策もなしにあっさり辞める奴。 もうどーしようもない。
掘外の実態を長々とセリフで説明したり、逆に藩の密通者の所業をまったく省いたり・・。粗探しするときりが無い。
浅野ゆう子の役回りもまったく平板で、ラストの追っかけっこのセンスの無さはTVの2時間ドラマでもいまどき見られぬ脱力もの。
すべり出しだけ市川昆ぽい細かいカット割りがかっこ良く、大滝秀治がボケる あたりまでは楽しく見られた。が、あとはきれいな映像も台無しのストーリーで力抜けた。 せめて見る前にこのサイトで下調べしときゃよかった。
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