[コメント] ビッグ・ウェンズデー(1978/米)
自分たちが「ここにいた」と刻むためにモノにするビッグウェイヴ。それは、大人になり「若さの終焉」を意識した若者たちが、自らの「青春の墓標」のために書ける精一杯のシナリオだった。
四部構成となる第一部の冒頭、「みんな若かった、僕たちは浜の王様だった」という過去の回想で始まる『ビッグ・ウェンズデー』。これは、この映画が「青春映画」ではなく「青春の終わりの映画」であることの宣言なのだろう。同じ波が2度とやってこないように、あの夏はもう帰ってこない・・・。
とても健康的な映画だと思う。
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