[コメント] キートンの西部成金(1925/米)
素人牧童と雌牛の「ブラウンアイズ」の恋愛映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実は、ずっと頭でっかちのギャグばかりだなぁって思って見ていた。冒頭の汽車の中の樽のギャグもそう。西部へ着いてからの牧童生活もそう。ロサンゼルスでの数々のパニックシーンもそう。そこへもってきてラストの狂気的で驚異的な韋駄天走り!不満が一遍に解消しました。悪魔の扮装をしたキートンが走る走る。悪魔の尻尾につかまって警官たちも走る走る。この意味不明で不条理な面白さ!
牧童仲間に拳銃で「笑え、笑わないと撃つぞ」と脅された後にとるキートンの所作は『散り行く花』のリリアン・ギッシュや『勝手にしやがれ』のベルモンドと同じだ。
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