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[コメント] U−571(2000/米)

人間女々しくなると敵への敬意も忘れるものか?reviewネタバレは下の方に有り→
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まず最初観たとき書いたレビューの要約から。

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この映画での作戦全体が卑怯だ。国際法違反では? こんな作品で「エニグマ解読作戦に従事した合衆国兵士全員に捧げる」と言われたって、逆に冒涜である。

潜水艦モノは名作が多く、この映画もそこそこ楽しめる作品ではあるが、出てくる兵士のレベルが低すぎる。昔であれば、マコノヒーのような女々しい役柄が戦争映画でヒーローを演じることはなかったのに。制作サイドが女々しいのか、アメリカ社会が女々しくなったのか。

気になるのは、戦敵への敬意の無さ。敵を単なる憎しみの対象、殺戮の対象としてしか描いてない。人間が女々しいから、卑怯な作戦を褒め称えてみせ、敵へも敬意を払わなくなるのだろうか。

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今回観たの2度目。敵への敬意の無さは相変わらず気になったが、戦闘シーンに迫力があり、結構楽しめた。(以下ネタばれ)

あれだけ爆雷をくらいながら、最後はトルピード(魚雷)一発で撃沈、てのはやっぱり痛快だ。映画の中で、爆雷でやられたUボートって見たこと無いけど、ほんとにそんな丈夫だったのかな。いみじくも軍曹役のハーベイ・カイテルが、「なんて丈夫な艦なんだ」と感嘆するシーンがある(直後ボコボコぶっ壊れだして、笑えるんだが)。

映画の中では、Uボートはいくら爆雷くらってもやられない、という掟が出来つつあるな(すでにある?)。そういう意味でこの「U−571」も、潜水艦映画の流れをくむ作品であるといえる。

75/100(01/01/06)

(評価:★3)

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