お年寄りの魅力は何よりその経験と人間性なんだから。本当の爺さま達ってもっと枯れててもっと生々しく現役、そんな不思議な2面性が成立しちゃってたりするじゃない。当然全員が全員そうなわけじゃないけどね。

多分この枯れ方描写はクリント・イーストウッドのそれなんでしょう。あの人まだまだ枯れてないもん。「まだまだ現役ですね」とか言ったら「まだまだって何だ！」って怒りそうな感じ。

ストーリーも含めて、お年寄りの味の好みと同じでちょっと薄味だったかな、若僧には。

ただコメントにも書いたように、決してつまらない映画ではなかったです。ラストは悲しいながらも嬉しいような、不思議な気持ちにさせてくれたしね。