[コメント] スペース カウボーイ(2000/米)
序盤、かつての仲間を集めるシーンで、仲間のその後を描くことに腐心しすぎて、観客の高揚感を煽ることを無視した時点で「こりゃ駄目だ」と思った。あとは、たまに小ネタで笑わせる以外は淡々と続く親父世代の妄想みたい。
老人を道具に使って、普遍的な意味での「人間の再起」ドラマを作るつもりは、イーストウッドにはこれっぽっちもなかったのね。「老人は素晴らしい」って開き直られてもなぁ。
パンフで、老境にさしかかった、作家や、評論家達が、老成を慰め合うようなコメントを連発していて、この映画のテーマにも関わるのだが、将来、老人であることを誇ったり、開き直ったりするような人間にはなりたくないな、とは思った。老人力は勘弁。
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