｢適応するんだ｣…この一言に励まされ、最後まで観ました。

始終ジェニファーロペスのてらてらてらてらしたグロス（口紅)が不自然で浮いていた。出てくるたんびに衣装が変わってラストのセットもＮＨＫ歌謡ショーか？という感じ(後ろから演歌歌手が登場しそうだった)。だいたい、わざわざ深層心理に入っていかなくても、ちゃんと捜査すれば犯人捕まったんじゃないの？(って、そういう話じゃないってことはわかるけど、それにしても事件の描き方がひどすぎ）犯罪者の深層心理もありきたりの「変態」ぶりで、はっきりいって、「つまらない」。映像美の追求もいいけれど、それならば事件とかを持ち出さなくていいって気がした。人の深層に入る理由がほしかっただけというのが見え見えで…なおかつジェニファーロペスの過剰な美に上乗せのメークや衣装。そういうことするから、深層心理がどうのこうのいうところもチャチに見えるんじゃないのかなー。 そして…セラピストとしてあるまじき暴走。あんなにすんなり同化しちゃって本当にプロなんでしょうか。彼女の「優しいを言葉かける｣シーンは、作り笑顔が過剰。セラピストではない普通の人もしくは「売れないモデル」とかが選ばれて任務にチャレンジ、という設定にすればあの不器用さがすんなり流せた（「アルマゲドン」じゃないけど）。

見て良かったと思うシーンは、猫と戯れるジェニファーロペスの脚。もっと長く見たかった。