[コメント] 第三の男(1949/英)
全編に亘るこれみよがしな斜め構図を嫌悪しても、しかし何度見ても、矢っ張り感動する。オーソン・ウェルズが出ている全てのカットを家に持ち帰りたいという衝動に駆られる。
この映画の面白さの大部分はウィーンの街の面白さに拠っているのだが、そしてそれはロバート・クラスカーの才能ということに尽きる。例えば『カサブランカ』などよりずっと街が機能している。これほど街が機能している映画はちょっと思い浮かべても『めまい』ぐらいしか浮かばない。
しかしどうしてクラスカーにもう少しまともなアングルで撮らせなかったのだろう。
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